見出し:つぶつぶマストアイテム 生産者レポート

見出し:せいろ 大川セイロ店(東京都中野区)

電子レンジを使わないつぶつぶクッキングでは、蒸し料理はもちろん料理の温め直しにも大活躍のせいろ。今回は、未来食ショップ つぶつぶで扱っている「中華せいろ」の製造元である大川セイロ店を訪ねてきました。
大川セイロ店は、現在、東京で伝統的な製法及び材料で曲物を製作している唯一の工場です。中野区の住宅街の中、小さなビルの中に小さな工場がありました。昭和8年に創業し、現在の店主・大川良夫さんは2代目です。

画像:店主・大川良夫さん

見出し:セイロ(蓋)の製造方法

セイロの蓋を実際に作るところを見せていただきました。
側面の枠の部分から組み立てていきます。材料は、曲げの加工がされた奈良産ヒノキの薄い板。上の図のように、この板を何重にも重ねて留めることで枠の部分が出来上がります。
まずは、一番外側の枠を作ります。木板を所定の大きさにきめて、桜の木の皮で留めていきます(写真[A])。
次に、その上下にはめる枠部分である「ウズ」を作ります。木板を細く割り、適度な長さに切って所定の木枠にはめ込むのですが、ここにピッチリとはめるのが職人技。気温や湿度によって木の膨張率が違うので、木板の長さはその時々で微妙に異なるのだそう。長年の感覚により長さと位置を慎重に決めて切り、それを枠に隙間無くはめていきます。
最初に作った外枠に、上部分のウズをはめます。それから、蓋の大きさに合わせてカットした板状のアジロ(竹を編んだもの)をはめこみ、さらに経木と2枚目のアジロを入れます。この三重構造が、蒸気を逃さない工夫なのだそう。アジロを固定するため竹の板を放射状に組んで入れ、下部分のウズをはめこみます。
全体が外れないよう、針金で何箇所か固定し、最後に藤の皮で取っ手をつけたら完成です。

画像:セイロ(蓋)の製造方法

見出し:伝統製法にこだわって

「価格競争はしない」とのポリシーで、コスト削減や効率アップを求めるよりも伝統製法を守り続けていることを選んだ大川さん。例えば、側板を留めるときにはホチキスを使う工場が多い中、桜の皮で留めているのもこだわりの一つ。皮を裂き、一つ一つ穴をあけて通していくのは手間と時間のかかる作業ですが、仕上がりが美しく、また、錆びない桜の皮は食品を扱うのに最適といいます。 国産で薬剤がかかっていない木材を使用しているため、保管方法に気をつかっているとのこと。20℃以上になるとコクゾウムシがわいてくるため、暑い時期はエアコンをかけっぱなしにした中で保管しています。
材料にも製法にもこだわり続ける職人魂を感じますね。

画像:せいろ仕上がりイメージ

見出し:愛情のこもった一生モノのせいろを

その人柄が偲ばれる、こんなエピソードがあります。ある日、新聞で「結婚祝いにおばあちゃんからもらったセイロがバラバラになってしまった」という記事を目にした大川さんは、新聞社に電話し連絡をとり、セイロを修理してとても喜ばれたそうです。
「採算が合わない」という理由で修理を扱っていない工場が多い中、大川セイロさんは、長く使ってほしいとの想いから修理を引き受けています。ちゃんと使えば20〜30年はもち、そして修理もしてくれるというセイロは、まさに一生モノ。愛情を込めて大切に使っていきたいですね。

(文・坂本智佳子)

画像:せいろ
画像:中華せいろ 27cmセット(フタ・身・枠・鍋) 画像:中華せいろ 24cmセット(フタ・身・枠・鍋)

中華せいろ 27cmセット(フタ・身・枠・鍋)21,153円(税込 23,269 円)

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奈良産ヒノキ、竹を使った貴重な国産せいろ。
(中国産のものも有ります。)
冷めた雑穀ごはんや硬くなったパンがふんわり作りたての味に。
自然に水分調整するので蒸し野菜も水っぽくならない。
そのまま器として食卓に。
製造上の行程で最低限必要な少量の接着剤使用。
蒸し料理をもっと楽しみましょう。
野菜、冷やごはん、天然酵母パン、作り置きで炊いた雑穀、まんじゅう、ケーキとなんでも蒸して美味しく食べれます。
その秘密は、蒸気が50度前後の持続的な温度を保って、でんぷん質を分解して糖分に変える酵素アミラーゼを活発に作用させるからです。
また、せいろから蒸気がちょうどよく出るので、水分調整が自然にでき、水滴が落ちる心配もありません。
その為、ステンレスの蒸し器でよく見る風景の布巾を挟む必要もありません。
4人家族くらいであれば、24cmで2段がオススメです。

中華せいろ 24cmセット(フタ・身・枠・鍋)20,589円(税込 22,648 円)

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中華せいろ 22cmセット(フタ・身・枠・鍋)18,188円(税込 20,007 円)

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