春のライフシードキャンペーン2025

配布期間：: 4/1(火)～5/31(土)15:00まで

1997年から「雑穀の栽培と食の輪を広げよう！」と呼びかけて、毎年春に、雑穀普及を目的とした「ライフシードキャンペーン」を実施しています。
栄養バランスにすぐれた日本の伝統穀物を絶やさず、土や体、そして未来の食卓を豊かにする。そんな想いから始まった取り組みです。

まずは、1%の自給から！あなたのライフスタイルに合う形でキャンペーンに参加してみませんか。

CAMPAIGNライフシードキャンペーンの背景

雑穀（粟・稗・キビなど）は、明治初期までは米よりも多く栽培されており、1970年代までは多くの地域で主食として食べられていました。しかし、政府の西洋化政策や食生活の変化で需要が激減。昭和30年代を境に急速に作付面積が減少し、一時その存在すら知らない人が増加しました。

アトピー治療食として注目されたり、アメリカ航空宇宙局（NASA）が1993年に『21世紀の主要食として宇宙食に推奨』したことなどから、今では栄養価の高い食材としても注目されています。

しかしながら、日本の穀物自給率は3割を下回り、さまざまな事情から雑穀の生産者もどんどん減り、このままでは日本の五穀食文化が途絶えてしまう現状があります。水田や農薬を必要とせず、山間部や休耕地を有効活用できる雑穀は、自給率向上の切り札として期待されています。

このキャンペーンでは、雑穀栽培や雑穀料理法の紹介をはじめ、生産者と食べる人をつなぐ仕組みづくりを進めています。今まさに消えかけている日本在来の雑穀を守るため、一人ひとりができることはたくさんあります。ぜひ一緒にこのキャンペーンに参加し、雑穀の力で未来を変える一歩を踏み出してみませんか。

WHYなぜ、今「雑穀」なのか？

食糧自給率のアップ

水田や農薬を必要とせず、山間部や休耕地を有効活用できる雑穀は、自給率向上の切り札として期待されています。数本の穂があればどんな山の中でも1年分の主食料を生み出すことができる雑穀の種をつなぐことで、日本国内の自給率をアップさせることができます。

地球規模の食糧危機を回避

一粒の穀物は自分の分身を１万倍以上も生み出す生命創造の力を持っています。生命力を損なう環境と生命力のない食べ物に取り囲まれて、現代に生きる私たちの体には、いのちの種（ライフシード）である雑穀の生命力が必須です。雑穀を食卓に呼び戻して、その食文化とともに一人一人がつなぐことで、食糧危機のパニックは無理なく回避できます。