雑穀復活の、世界的、社会的、健康的意味を実践者の生の声を通して、多視点から浮き彫りに。生産者、研究者はもちろん、雑穀との関わりを仕事にしている人々の声を集めた。2000年に行われた国際雑穀食シンポジウムのレポートも収録。
生命の危機を救い未来をつくる雑穀
日本の風土と日本人の体質に合う健全な食生活の権利を取り戻したいと思っているあなた!肉食に依存しない平和な食生活に転換して世界規模の食糧生産における自然破壊と搾取から抜け出したいと感じているあなた!急激な食生活の西洋化と商業化の犠牲になって様々な症状に悩まされている多くの仲間や子どもたちの未来を取り戻したいと真剣に感じているあなた!の必読書です。
雑穀を食卓に呼び戻そう
生命力を損なう環境と生命力のない食べ物に取り囲まれて、現代に生きる私たちの体は、本来の命の力を発揮することができなくなっています。一粒まけば数千倍にも自分の仲間を増やす穀物には、生命創造のシステムが強力に宿っています。穀物の中でもとくにタフな生命力を持つ土地土地の伝統穀物「雑穀」を食卓に呼び戻して、細胞が喜ぶ深くはじけるおいしさとともに、はじける元気を分けてもらいましょう。
(本書序章より)
「雑穀のバクハツ」。2000年8月25・26日、東京・お茶の水スクエアで、国際雑穀食フォーラムによる「国際雑穀食シンポジウム2000」が開催された。その印象を一言で言えば、まさに「雑穀のバクハツ」だった。シンポジウムはもちろんのこと、1日目の「ウエルカム交流パーティー」や2日目の「料理術交流フェスティバル」の押すな押すなの熱気には圧倒されてしまった。雑穀の世界に足を踏み入れたばかりの私は、想像以上に広く深く展開している雑穀の世界に目を見開かされた2日間だった。雑穀を介した幅広いネットワ−クに驚くとともに、「雑穀は21世紀のキーワードかもしれない」という思いを強くした。/取材レポートより
大谷ゆみことは?
暮らしの探険家
未来食/天女の学び/小袖ドレス創始者
和語レッスン講師
つぶつぶ料理教室ネットワーク運営
株式会社フウ未来生活研究所CEO
一般社団法人 ジャパンズビーガンつぶつぶ(JVATT)創立者
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」とワクワク弾む「心のデザイン」
という分野を開拓し先駆的な活動を続けている。
雑穀が主役の健康をもたらす、日本生まれのおいしい食システム「未来食」を提唱。
1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムで、日本各地の何千という人びとに
家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
2008年から、女性の目覚めをサポートする天女セミナー&レッスンを運営。
未来食の手料理の魅力と技を伝える「つぶつぶ料理教室」を全国展開、本部は東京早稲田。
暮らしの拠点は広葉樹林と7色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形小国」。
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞受賞。
『大人女子は人生を食で奏でる』『未来食7つのキーフード』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』
『ごはんの力』『野菜だけ?』など著書多数。
日本で2人目女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
近著は日本ベジタリアン協会代表の垣本充博士と共著の『ヴィーガン・完全菜食があなたと地球を救う』