つぶつぶでは、摘みとった状態の雑穀「粒」と、粒を挽いた状態の雑穀「粉」を扱っています。
「粒」状のものは毎日の料理に簡単に取り入れることができます。雑穀はごはんの仲間なのにおかずになれるユニークな食材です。炊くと2〜3倍に増えるので、1カップで約10人分のおかずが作れます。
かつて日本の主食だったヒエは生育期間が短く、冷害や干ばつに強い植物です。そのためヒエやアワが主食の地域では飢餓者を出さなかったことがさまざまな文献に記されています。色は薄いグレイッシュベージュ、粒の直径は1.5〜2mm。畑での背丈は160〜170cmにも及びます。食物繊維、ミネラル、マグネシウム、たんぱく質に富み、体を温める力がとても強く、クセのないミルキーな食感が楽しめます。
アワにはもちアワとうるちアワがあり、主食として古来から食べられてきたのはうるちアワでした。繊維も鉄分もカルシウムも、米の数倍含まれています。コクとプチプチとした歯ごたえがあり、油で炒めると鶏そぼろのようになります。
アワが女性特有の悩みのお助け役であることは、世界各地のアワを食べる人々にとっては常識です。チーズのような風味で、洋風のお料理にとても活きます。粒は直径1〜1.5mm。背丈は180cm弱になります。
キビはアワより少し大きな粒で、実が黄色いことから「黄実」が由来と言われています。粒の直径は1.5〜2mm。作物は、畑では全長170cmにも育ちます。たまごに似た風味です。仲間のうるちキビは西欧でミレットとよばれ、オートミールと並んで親しまれている大切な主食です。
名前のとおり背丈は2メートル以上まで育ちます。3〜4mmと米粒ほどの大きさで、色は表面は赤茶色で中身は白。アミノ酸に富み、まるで挽き肉のようなキュッとした弾力が特徴。他店では手に入りにくい雑穀です。アフリカでは今も全域で主食のひとつとされています。別名をモロコシとも言います。
食物繊維が豊富。ふやけない特徴を持つので食感を楽しむ料理に活きます。南米ではとうもろこし、いんげん豆とともに食卓に上がりました。また神聖な穀物としても、ヒンドゥー教やチベットで大切に栽培されてきました。
蕎麦殻をむいた蕎麦の種子のこと。山形県ではソバ米と呼ばれます。脂肪とたんぱく質、ルチンが豊富。ルチンはポリフェノールの一種。コクがあり、まるで脂身の多い挽肉のような仕上がりにもなります。
食物繊維とミネラルの多さが抜群で、ふやけない特徴がある。その生育力と高い栄養から、未来に繋がる食材として2013年を国際キヌア年と定めたほど。
もち米の先祖で、独特の香りのある穀物。濃い紫色の成分には、酸化によって栄養のパワーが失われてしまうのを防ぐためのポリフェノールが認められます。さすが、雑穀や米のルーツなだけあり、自然の摂理にかなっています。中国やタイでは今も日常的に食べられています。
必須脂肪酸のアルファ‐リノレン酸が豊富。実は胡麻ではなく、シソ科の植物です。
もちキビ、ヒエ、アワ、黒米、高キビを配合したブレンド雑穀です。自然塩を入れてごはんに混ぜると、美味しさと栄養価がともにアップ!
※粒に黒いものが混じっていることがあります。これは「粃(しいな)」といってうまく結実しなかったもので、人体に害はございませんので、ご安心くださいませ。
雑穀粉はスイーツ、和菓子、クッキー作りに適しています。もちろん料理にも活躍します。手に入りにくい雑穀粉が充実しています。
ミルキーな風味で、ホワイトソースもカスタード風クリームも作れる。ヒエ粉の挽き方は真似のできない職人技です。
つぶつぶ和菓子に欠かせない、赤茶系のもち系粉。
一番甘味のある粉で、クッキーなどスイーツにおすすめ。
火が通りやすい。溶くだけでクレープやパンケーキに。
唯一アルカリ性の雑穀として知られるシコクビエの粉です。クッキーに入れるとサクサクとした香ばしい仕上がり。こちらは国内産は生産量が少ないため、スリランカ産を提供しています。
※粉に黒い点が混じって見えることがあります。これは雑穀の胚芽部分を粉に挽いたことで入ります。人体に害はございませんので、ご安心くださいませ。