昭和57年、大量生産大量消費の時代に、従来の農法に疑問を感じた先代園主・向島和光さんは、今まで使用していた農薬や化学肥料を断ち切り、完全有機栽培に取り組み始めました。息子の和詞(かずと)さんは、和光さんが他界した13年前に、18才で農園を継ぎました。それまでお茶の栽培について全く教わっていなかったという和詞さんは、数々の試行錯誤を繰り返しながら、「自然と共存するお茶づくり」を受け継いでいます。 現在は和詞さんを中心に、お母さんと奥さんを含めたスタッフ5名で、栽培、収穫、加工、発送、営業、すべて自分たちで行っています。お茶の種類は、約35種類。体を冷やしにくい「茎茶」や、カフェインが少ない「三年番茶」など、日本人の体に合った様々なお茶を全国に届けています。